瀬戸内の海に還る

風光明媚な内海は、日本人のみならず日本を訪れる外国人の心も惹きつける魅力あふれる観光スポットです。「日本のエーゲ海」と称される瀬戸内海では、複数の業者が海洋散骨を行なっています。私たちは、主に広島県とその周辺地域で海洋散骨を希望される方の瀬戸内海での散骨をお手伝いしています。

多くの島々で人々が生活を営む海

明治初期まで「瀬戸内」という言葉が指していたのは、広島県の尾道から山口県の下関あたりだったようです。瀬戸内の中でも広島県沿岸が最も多くの島々があり、港も多く海上交通も活発なエリアでした。海とともに暮らし、海と深いかかわりを持っている人が多いこの地では、瀬戸内海で散骨をしたいと希望することも少なくありません。

夏のしまなみ海道・多々羅大橋

海を愛する人たちの思いを乗せて

瀬戸内海の漁師たちは、風の強さ、潮の流れで港を出る時期を見極めて漁に出ていました。古来より船と港で栄えてきたこの地域で、海を畏れ海を愛して亡くなられた人の中には「自身の最期は瀬戸内海で散骨を」と願っていた⽅もいらっしゃいます。海への散骨の理由は故人様、ご家族様によって様々です。ただ瀬戸内海で散骨を希望される方には、海にゆかりのあることが多いと私たちは感じています。